目的:続けて良い花を咲かせる為に行います。
咲き終わりに近づいた花の枝を切ると、そこから花芽が伸び次の花が咲いてくれます。だいたい30日〜60日ぐらいのサイクルで咲きます。
剪定ポイント3つ ~四季咲きの場合~
1.元気な枝を選び、今年伸びた枝の半分~半分以下の位置で枝を切る。 できれば、枝から出ている5つ葉が外に向いている上で切る。
2.1つ目の剪定した枝の高さを基準に、株全体のバランス・高さを考えて、他の枝も切っていく。
3.シュートについては、未来の苗の成長をどうしたいか考えて処理をする。 (1)樹高を高くしたい場合は他の枝より高めに切る。 (2)揃えたい場合は、他の枝より少し短めに切る
シュートを剪定するメリット:①若いシュートが蕾を付けると折れやすいので、折れるのを守れる。 ②シュートに株の栄養を持っていかれないため、他の枝もバランスよく育つ。③次のシュートを出すことに栄養を使えるので枝を増やせる=花が増える。
シュートは、(株元から出ているベルサーシュートや枝の途中から出ているサイドシュートとあり、株元~20㎝ぐらいの間で出ていることが多い)勢いのある若い枝で、ぐんぐん伸びるので、放任して花を咲かせると、折れてしまったり、シュートに栄養が持っていかれて、前からある他の枝の生育が衰えたり、枯れたりしてしまう。 そのため、元からある枝の高さや成長の勢いが同じになるように、一度ソフトピンチをすることで、株全体が生育できるように調整します。 もちろん、新しいシュートを優勢にして、古い株を終わらせてしまい、次々出る新しいシュートを基盤にして新しい高さに変えていく・・ということもできるようです。 要は、シュート次第で、いかようにもバラ苗の高さや育ち方を変えられる、キーマン・・となる枝ということですね!
花後の剪定 ~実践編~
1.プリマヴィスタ
一番伸びている枝を最初に半分を目安に切りました。他の枝は、その枝にそろえる高さになるように、外に向いている葉があればそこで切りました。少しいびつになっているがまあ良いか。・・
2.エクリュ
シュートした枝に蕾を付けていたので、剪定をしました。
3.ボレロ
3つ花をつけていましたが咲き終わりでしたので実施しました。
4.アプリコットキャンディ
新しく枝が2つでておりました。枝数(花数)を増やしたかったので、一緒に剪定をしました。もう1つはソフトピンチしました。古い枝とともに一緒に育ってくれたらうれしいです。
次のステップ、薬剤散布へ
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